9/26 ほんまかい 予告:memoQ アライメント機能、モノリンガルレビュー機能

皆さんこんにちは、ほんまかいの糸目です。
今年はmemoQの一年と言わんばかりにmemoQの特集をしています。
いま翻訳業界で非常に熱いネタなのか、毎回満員御礼でご参加頂いている方々がには感謝の気持ちでいっぱいです。

次回のほんまかいですが、またまたmemoQの話です。今回はアライメント(alignment)とモノリンガルレビュー(monolingual review)についてです。

memoQ初めての方でも大丈夫

memoQは使ったことが無い。。。前回のほんまかいに参加していない。。という方もご安心ください。

アライメントもモノリンガルレビューも、memoQで翻訳する際の基本的な操作とは比較的独立して学習できると言うか、既にmemoQで翻訳している人もこれらの機能を知らない或いはよくわからないという方もいます。ですので、はじめての方も既に使用している方もスタートラインは、ほぼ同じです。

アライメント(Alignment)

恐らく多くの翻訳者の方々が独自の方法で過去の翻訳を管理されていると思います。エクセルに保存されている方、他のCATツールで作成した翻訳メモリ(.tmxファイル)で管理されている方々等方法は様々です。

原文対訳分の対訳形式で過去の翻訳を保管されている場合は、比較的簡単にこれらを翻訳資産として、memoQで活用することができます。

しかし、過去の翻訳を対訳形式で管理してない方も少なからずいらっしゃると思います。

しかし、原文のファイルと訳文のファイルがあれば、memoQのアライメント機能(アライナーとも言う)を使用してmemoQで参照できる資料を比較的簡単に作成することができます。

アライメント作業画面

原文ファイルの各文章と、訳文ファイルの対応する訳文とを関連付けていく作業です。エクセルで同様の作業をされた方もいるのではないかと思います。

結構面倒くさい作業ですが、memoQのアライナーを使えば、ある程度自動で対応付ができるうえ、上手く対応付けられなかった箇所についてもショートカットキーを使用して比較的楽に作業を進めることができます。

このアライメントをどこからどうやって行うのか、アライメントができた後どう活用できるようにするのか等を詳しく次回ほんまかいで説明し、皆さんに実際に体験していただきます。

モノリンガルレビュー(Monolingual Review)

原文対訳分の対訳形式で翻訳する場合、対訳形式の作業ファイル(以下、バイリンガルファイル)の訳文だけを別の訳文ファイルに抽出します。

その訳文ファイルを顧客に納品後、顧客が訳文ファイルに修正をしてくることがあります。

修正内容が、単純な用語の置換や、少ない量の修正であれば、修正後の最終版を見ながら、バイリンガルファイルの訳文に同様の修正を反映させても大した手間ではないです。

しかし、あまりにも数多く修正があったり、そもそも修正履歴さえ残されていない場合なんか困りますよね。

特に、バイリンガルファイルを後の翻訳でも参考用として使用する場合、信頼性に乏しい参考資料となります。同じミスが後の翻訳で繰り返されてしまう危険性もあります。

memoQではこのような課題を解決すべく、モノリンガルレビューと言う機能を実装しています。

モノリンガルレビューとは、簡単に言うと顧客から承認を得た最終版の訳文を、バイリンガルファイルの訳文に反映させる作業を補助してくれる機能です。

最終版の訳文ファイルを読み込んで、最終版の訳文とバイリンガルファイルに保存されている訳文とを比較して、差分を表示してくれます。

モノリンガルレビューの作業画面

内容は、アライメントの機能とそっくりですが、右も左も同じ言語という点で異なります。アライメントの方法を覚えればモノリンガルレビューも直感的に理解できます。

以上、アライナーと、モノリンガルレビューとを使いこなせれば、信頼性の高い翻訳資産ができます。

memoQはまだ使ったことが無いという方も、これらの2つの機能を覚えるところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

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